【劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD】ネタバレ・感想
銀のイルカです!
観終わった感想はというと、一言で言うと
笑いすぎて今年の邦画で1番好きな作品になりました!
もう上映中ずっと笑いっぱなしで、こんなに映画館で笑ったのは初めてなんじゃないかと!
ですがね、頭にきんぴらごぼう付いてるとか、サウナのコントの感想はみんなが言っていると思うので、ここではちょっと視点を変えて、天空不動産本社の新プロジェクトから感じる、世間を騒がせたかんぽ不正販売問題について書きますね。
かんぽ不正販売問題
どんな問題だったかというと、一言で言うと、顧客に不利益を与えるような不正販売を行っていたということで、次々に不正が浮き彫りなっているという問題ですね
・認知症の高齢者に殆ど同じ内容の保険を1年間で11件契約させて支払いは毎月25万円
・貯金を全部使わせ保険を担保に貸付して、支払えなくなったので督促していた
などなど、自分の利益しか考えない販売員と、過剰なノルマと企業体質が招いた身内すら食い荒らすゴミみたいな事件
今回の劇場版おっさんずラブでも似たような問題が未然に防がれたとはいえ、同じような事件が起こりかねなかったのでは?と思ったんですよ。
天空不動産本社で新たに発足したプロジェクトチーム「Genius7」のメンバーが突如として現れ、リーダーの狸穴迅は、春田たちに即刻営業所から立ち去るよう言い放ち、その後、巨大リゾート施設の開発の為に、該当する土地の権利取得に向けて奔走しろ、と。
そんなの無茶だと春田達営業所メンバーは言うわけですが、会社の決定だからと必死に営業に出向くんですね。
このプロジェクトを聞いたとき、まさに今騒がれているかんぽ不正問題が脳内をよぎりましたよ。
こうやって会社が無茶を社員に強いるから、目標を達成しなければと人を人とも思わぬ鬼畜な不正が起こる。
こんなろくでもない会社の方針のせいで、被害者は増え続けて不幸の連鎖が繋がる。
映画の内容事体は、おっさん達のドタバタラブコメなんですが、天空不動産の新規事業計画は、まさに現代の風刺を描いていてほんとそれな…って思いましたよ。
結局、提携先の鳳凰山グループ再開発予定地域を麻薬の中継地点にしようとしていたことがわかり、プロジェクト自体が消えるんですけどね。
鳳凰山も会長の娘と春田を攫ってまで、プロジェクトを強行しようとめちゃくちゃだなほんと!
悪いことするやつは何度でも繰り返す。
かんぽも一度膿が出てきたかと思えば次から次に問題が浮き彫りになっていく。
こういったゴミみたいなことする人や会社から距離をおく為にも、正しい知識を身につけて、何がまずいのかを見極められるようになること。
そんな会社にいる場合は、一刻も自分がそんな不正の一端を担っていることに納得しているのか、しっかりと自分の頭で考え、納得していないのであれば、やめて転職するなど行動を起こしていくことが必要ですね。
それでは!
コメント