劇場版「SHIROBAKO」 感想・レビュー

アニメ

こんにちは。銀のイルカです。

この記事では劇場版「SHIROBAKO」 の感想を紹介していきます!

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4年後のあおい達、アニメ業界を取り巻く現実

まず4年後のあおいたちの様子が描かれているのですが

・「アニメの仕事が好き」だけでは立ち行かない現実の厳しさ

・仕事に追われて時間がなく、疲弊していく社会人の姿がリアルだった

会社に入る前や入って間もない頃は、目をキラキラさせて力がみなぎっているもの。

そこを4,5年たった会社員として、何度も突き付けられる理想と現実とのギャップに傷ついて、絶望する様子がもうなんとも現実的で!!!

集団で結束して進んでいくも、その先にある他社との衝突、挫折。

辞めていく社員。人が少なくなって更にアニメを作っていくのが困難になっていく…

どこまでリアルを追及するんだSHIROBAKOは!

心が折れて仕事を辞めて家に引きこもったり、ゲーセンに入り浸ったりと心が折れた人たちの様子もしっかりと映し出して、彼らがどんなことを考えているのか丁寧に描いていたのがさすがでした。

精巧なアニメならではの比喩表現が素晴らしかった!

・あおいが悩むと、ぬいぐるみが彼女の心の代弁をしてくれる

・制作を邪魔する迷惑な会社に物申すべく出向いていく様子が、城に討ち入りするかのように描かれている

・武蔵野アニメーションで作ったアニメキャラたちがミュージカルを始める

等々のアニメならではの表現が、随所に散りばめられていたのが良かったです!

アニメ業界のリアルを描きつつも、そのリアルにアニメの軽やかで楽しい表現を入れてくるのはさすが!

「想いを伝える」

 ・相手に自分の思いを伝えなければ何も始まらない

これは

・しずかが本当にやりたいことはアニメ声優であることを会社に伝えること

・あおいが映画「SIVA」を作っていくに当たって協力してほしい人達に、あなたがいたらいいものが作れると想いを伝える

ところからすごく伝わってきました!

自分の思いを相手に伝えないことって誰しもあると思います。

自分はそのタイプなのですが、彼女たちを見ていたら言わなきゃ何も伝わらないし、何も始まらないんだなって思いましたね。

本当に伝えたいことがあるなら、言った方がいいんだなとハッとさせられました。

作品にこめる情熱がすさまじい

・厳しい現実に心が折れても、最後まで妥協せず作品を完成させきる

劇場公開3週間前にダビングまで終えたのに、それでもこれじゃ納得できない。

もっといいものを世に送り出せるはずだと、時間が無いけれども最後まで足掻いて納得のいく作品を作り出す

これはもう情熱がなければ絶対に出来ない!

ここまでで疲弊しきった大人たちの姿をこれでもかと映しながらも、それでもなお、仕事に情熱を注ぎ込む姿にジーンときました( ;∀;)

そして、最後に作品を世に送り出して終わる。

もう最高じゃないですか!

まとめ

あおいたちが映画「SIVA」に込めた情熱は、劇場版「SHIROBAKO」のスタッフたちが今作にかけた情熱でもあるんだよと作品を通して鑑賞者に伝えているように感じられました。

ここまで作品にかけた想いや情熱を真正面から投げかけられるのも、アニメ制作を題材にしている「SHIROBAKO」にしか出来ない表現方法だなと思いました!

劇場版「SHIROBAKO」情熱溢れる最高の作品でした!

今現在、今年NO.1のアニメ映画です!

こんなにいい映画が観られて本当によかった!

それでは!

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