こんにちは。銀のイルカです。
今回はイチカラムさんの乙女ゲーム「天涯ニ舞ウ、粋ナ花」の感想を書いていきます!
本作は「週刊ファミ通」2018年5月3日号(2018年4月19日発売)の新作クロスレビューでゴールド殿堂入りを果たした乙ゲなんです!
私もプレイしてみてとても好きになれた作品だったので嬉しい!
未プレイの方でも読めるよう、大きなネタバレはしておりませんので、ゲームご購入の参考になれば幸いです!
オープニングムービー
あらすじ
粋な街、赤坂に暖簾を掲げる明治創業の割烹『弥島』。
二代目店主・弥島幸太が病に臥したため息子の幸介が三代目店主の座に就いた。
しかし、幸介は長年抱いてきたホテル経営の夢を実現させるべく、割烹『弥島』の土地を狙っていた……看板さえ残せばいいと考えている長男・幸介、店と看板を残したい父・幸太は真っ向対立する。
安住りつは田舎にある料理旅館を営む両親の許、店を手伝い忙しい毎日を送っていた。
いつか店を継ぎたいと両親に思いを打ち明けるが女がなれるわけがないと一笑に付されてしまう。そんなある日。
『弥島』店主、弥島幸介との縁談が舞い込む。
先代は父と旧知の仲、りつの心とは裏腹に周囲はこの縁談を喜んだが……この縁談が始まりとなり
りつの運命を大きく動かしていくのだった。
出典:天涯ニ舞ウ、粋ナ花
昭和初期あたりが舞台なんですが、史実に基づいた話も組み込まれていて、物語の作りこまれ方にとても力が入っています!
大きな事件でいうと、二・二六事件が作中で起きるんですが、その時の街や人々の様子や事件を起こした青年将校らの行動などが丁寧に描かれていてゲームでありながら歴史の勉強にもなります\(^o^)/

実際、私もこのゲームをやってからというものの二・二六事件の詳細がもっと知りたくなり、YouTubeで動画漁ったりしていました(笑)
そして攻略キャラの弥島兄弟は全員自我が強い!
全員我が道を突き進むので、あまり他人に対して興味がなく、病気の父親のこともほったらかしで自由奔放。
そんな弥島家で1年店主として働くことになった主人公りっちゃんですが、弥島家の人間だけでなく割烹弥島の従業員からも、最初の頃は散々な扱いを受けるんですよ!
りっちゃんがネガティブ志向の子なので、すぐに落ち込んだり逃げたりする場面もあるんですが、なんだかんだでりつのことが放っておけなくて周りの人間が手を差し伸べてくれるんですよね。
それで物語を進めていくと、あんなに印象が悪かった弥島兄弟が、コントかよって突っ込みたくなるような天然な会話を繰り広げていたのが面白かったです!

りっちゃんが弥島家で暮らすようになって弥島家の人々が影響され、いつのまにかあんなに協調性の無かった家族が自然と一緒に食事をするようになっているまでの変化にビックリ!
恋愛面に関しても最初は酷い扱いでしたけど、それがだんだんとりつのことが気になって放っておけなくなっていく過程が自然で、最初から主人公大好き!というタイプのゲームよりずっと好きになれました!
それとイチカラムの前作「華ヤカ哉、我ガ一族」の攻略キャラも、今回はサブキャラクターとして出てきていますので、華ヤカファンの方にもぜひプレイしてもらいたいです!
スチルもあるし、結構がっつり弥島兄弟と絡みがあります\(^o^)/
まとめ
私はシナリオ重視型の乙女ゲーマーなので、天涯は物語の作りこみがしっかりしていて☆5つの満足度でした!
ただその反面、シナリオが長いこととヒロインがネガティブ志向なのでそこで好みが分かれる作品ではあるかな、と思います。
ですが、音楽◎、ユウヤさんの絵も◎と思いましたし、弥島兄弟は人間味に溢れていて、そこがいい味出してるなと思いました。
キャラクターの作りこみがしっかりしているので、1人の人間がどんなことを考え、どうしていきたいのかを選択する姿が見られる点においても天涯は最高でした!
ちなみにこれだけ弥島兄弟のことを語っておきながらなんですが、私の推しは都村蓮太郎くんです!(笑)
萌えすぎて終始テンションがおかしかった\(^o^)/

最高の萌えをありがとおおおおおおお!!!!!
今は結構価格もお安くなっているみたいですし、一度プレイされてみてはいかがでしょうか!?
それでは!
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