【薔薇に隠されしヴェリテ】感想・レビュー

乙女ゲーム

こんにちは!銀のイルカです!

薔薇に隠されしヴェリテは、フランス革命の時代に名を残した歴史上の人物たちをモチーフにした作品です。

プレイしてみて思ったのが、すごく歴史の勉強になるゲームでした!!!

以下感想になりますが、未プレイの方でも読めるよう、大きなネタバレはしておりませんので、ゲームご購入の参考になれば幸いです!

あらすじ

 オーストリア皇女アントーニアに仕える召使い、リーゼ。
彼女の家族も城勤めをしていた為、外の世界を殆ど知る事なく育つ。

そんな彼女の運命を変えた日……5月16日。
事件は心配されていた通りに起きてしまう。
引き渡しの儀で高熱を出して倒れたマリー・アントワネットに代わりハプスブルグ家に代々伝わる「身代わりの薬」を使ってマリー・アントワネットに成りすます事に。

「身代わりの薬」は外見だけを変える薬で、性格や声までは変える事が出来ない為マリー・アントワネットの回復を待つ間、ヴェルサイユ宮殿での慣れない生活を開始した。
そして体調が回復したマリー・アントワネットが
やっとヴェルサイユ宮殿に来ると役目を終えたリーゼは帰国するまでのしばらくの間、パリで過ごす事になる。

動乱のフランスを駆け抜けるリーゼは果たしてどんな結末を迎えるのだろうか……?

 

薔薇に隠されしヴェリテ


PS Vita「薔薇に隠されしヴェリテ」 プロモーションムービー

まずシナリオはとっても作り込まれた内容になっており、長めです!

というのも史実に忠実に物語が進むので、その分数々の実話を盛り込んでおり、壮大なスケールとなっています。

史実に沿っているということで、その分後半はかなり重苦しい展開です。

フランス革命時に起きた貴族側と民衆側との対立で、悪には裁きをということで死刑

これを乙女ゲームなのにほんとにやるんですよ!!!

こういった、ここまで再現するか!というところまで深く掘り下げていってその作りこまれようにはビックリしました!

また、キャラクターは一部を除いて、ほぼ歴史上の人物名そのままで登場します。

銀魂みたいに一部名前もじってるみたいなことはないです(笑)

史実では死んでしまうキャラでも、ヴェリテではオリジナル要素が入っているので死刑を免れてハッピーエンドになります\(^o^)/

ですのでそこはご安心を\(^o^)/

▼ヴェリテの書き下ろしShort Storyやイラストなどを収めたファンブックはこちらから

シナリオの前半は貴族側も民衆側も良好な関係で、和やかな時間を過ごしているのが見ていて楽しいです。

なんですが!

次第に歴史の波に押し流され決別し、対立する存在となっていきます!!!

自分の財産や保身を第一に考えて、民衆の生活が苦しくなってもお構いなしな姿や、そんな貴族たちの態度に限界がきた民衆が暴徒化していく描写が生々しくて、これは乙女ゲームじゃなくて歴史ゲームなんじゃないだろうか…?と思うことも多々あり。

実はヴェリテをプレイするまで、フランス革命時のことをあまりよく知らなかったのですが、ヴェリテを通してフランス革命時の人々の様子、文化、激動の時代でどんな出来事が起こり、どんな結末を迎えたのかなど、素人にもすごく分かりやすく、心に刻み付けられましたね。

スタッフさん達の熱量がハンパないです。

このゲームを終えてから、フランス革命時のことをもっと詳しく知りたくなって、ネットで調べたり動画を見たりで、1人フランス革命ブームを起こしていました(笑)

もちろん乙女ゲーム的な展開はバッチリでした!

ですが!

ものすごく歴史の勉強にもなります!!!

ほんと、企画・脚本・監修の高木亜由美氏の構成力が凄すぎる…!

荒れ狂うフランス革命の時代の物語をぜひこの目で見届けたい!という方にはぜひ手に取ってもらいたいゲームです!

それでは!

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